イーネットワークシステムズ(ENS)の評判や料金・違約金は?

イーネットワークシステムズ【新電力】

新電力の口コミ・評判, 店舗・事務所

株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)が運営する新電力。テレビCMをバンバン流すような新電力ではないので知名度はそこそこですが、知らなきゃ損してしまうサービスを提供しています。

最大のメリットは”安い電気料金”です。大手電力会社よりお得な価格設定にしており、条件によっては大幅なコスト削減が可能。また、提供するエリアの広さ、料金プランの分かりやすさなどおすすめポイントはいくつもあります。

一般家庭向けの電気代もそこそこ安いですが、事務所や商店などを利用している法人の方にはメリットの多い新電力となるので、必ずチェックしておきましょう!

イーネットワークシステムズ(ENS)とは?

会社名 株式会社イーネットワークシステムズ
所在地 東京都目黒区中目黒三丁目3番2号
設立 2015年4月2日
資本金 500万円
従業員数 10名
電話番号 03-6809-4061

ENSとは、株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)が運営する新電力です。会社設立が2015年と歴史が浅く、資本金も500万円と少なめです。

「そんな小さな会社の電気を使って大丈夫かな?」と感じた方も多いでしょうが、その点に関してはそこまで心配しなくて大丈夫です。その理由は2つあって…

安心ポイント

  • 大手商社の”丸紅新電力”と提携している
  • バックボーンに”三ッ輪産業”がいる

ENSは三ッ輪産業株式会社という、東京の歴史あるエネルギー会社のグループ会社なのです。三ッ輪産業のホームページはこちらです。

運営会社「ENS」の事業内容

運営会社「ENS」の事業内容

ENSの事業内容は次の通りです。

事業内容

    • 電力小売事業
    • 電力小売におけるビジネスコンサルティング
    • 電力小売に関するシステム企画・設計・開発、ASPサービス
    • インターネットを利用した各種情報提供サービス
    • 各種イベントの企画・運営、管理等

まだまだ発展途上の会社ですが、将来的にはガスや通信、宅配の水などの事業も展開し「住民にとって欠かせない企業」になることを目標としているようです。

ENSの電力供給エリア

国内には10の大手電力会社があるのですが、ENSがカバーするエリアは以下の7つとなります。

エリア
  • 北海道電力
  • 東北電力
  • 東京電力
  • 中部電力
  • 関西電力
  • 中国電力
  • 九州電力

全てのエリアをカバーしている訳ではありませんが、沖縄電力でなければ対象となる可能性は十分あります。自分の地域がいつ頃提供されるのか?気になる方は直接問い合わせされてください!

メガ商社、丸紅とがっちりタッグ

丸紅新電力の電気料金安いの?口コミ・評判出典:丸紅新電力

世界をまたにかけて商売をしている「丸紅株式会社」には、丸紅新電力という電力子会社があります。その丸紅新電力は、ENSに「同時同量リスクフリー型の電力需給運用代行サービス」を提供しています。

ちょっと難しい内容なので簡単にざっくり説明すると、丸紅新電力がENSの電力の安定供給を100%請け負うということです。

つまりENSは、天下の丸紅ががっちりバックアップしているのです!

「同時同量リスクフリー型の電力需給運用代行サービス」の詳細を知りたい方は、以下のページで詳しく説明されているのでご覧ください。

Eでんきの電気料金プラン

Eでんきの料金の特徴は次の3点です。

  • どの使用量でも値下げしている
  • シンプルで分かりやすい料金プラン
  • びっくりするほどの安さではない

電気料金でよくあるのは、「この使用量だとA社のほうが安いけど、これ以上使うとB社のほうが安くなる」という設定です。これだとお客さんは…

「安くするために切り替えるんだから同じメリットを設定しろよ!」と感じるのは当たり前です。新電力に切り替えをしない方々が躊躇する一番の要因だと思います。

しかし、Eでんきは見事なぐらい”どの使用量帯”でも、大手電力会社より「安い」か「同額」なのです。

つまり、どのような使い方をしている家庭でも…

大手電力会社より安くなるのです!これはすごいことです。カモれる客からは沢山利益を徴収する企業が多い中、平等に近いかたちでお得を与えてくれるのは、知識が乏しい消費者には有難いサービスだと思います。

大手電力会社との料金比較

それでは、北海道から九州まで7つのエリアでの、Eでんきと地元大手電力会社の料金を比較してみましょう。一般家庭向けのみ紹介するので、法人向けを確認する場合は「ENS公式サイト」を確認してください。

北海道電力との比較

 従量電灯B Eでんき 北海道電力
基本料金 30A 1,004円 1,004円40銭
40A 1,339円 1,339円20銭
50A 1,674円 1,674円
60A 2,008円 2008円80銭
従量料金 ~120kWh 23円52銭 23円54銭
120kWh~ 29円42銭 29円72銭
280kWh~ 30円03銭 33円37銭

東北電力との比較

 従量電灯B Eでんき 東北道電力
基本料金 30A 972円 972円
40A 1,296円 1,296円
50A 1,620円 1,620円円
60A 1,944円 1,944円円
従量料金 ~120kWh 18円22銭 18円24銭
120kWh~ 24円62銭 24円87銭
300kWh~ 25円88銭 28円75銭

東京電力との比較

 従量電灯B Eでんき 東京電力
基本料金 30A 842円 842円40銭
40A 1,123円 1,123円20銭
50A 1,404円 1,404円
60A 1,684円 1,684円80銭
従量料金 ~120kWh 19円50銭 19円52銭
120kWh~ 25円74銭 26円
300kWh~ 27円02銭 30円02銭

中部電力との比較

 従量電灯B Eでんき 中部電力
基本料金 30A 842円 842円40銭
40A 1,123円 1,123円20銭
50A 1,404円 1,404円
60A 1,684円 1,684円80銭
従量料金 ~120kWh 20円66銭 20円68銭
120kWh~ 24円83銭 25円08銭
300kWh~ 25円17銭 27円97銭

関西電力との比較

 従量電灯B Eでんき 関西電力
基本料金 388円80銭/kVA 388円80銭/kVA
従量料金 ~120kWh 16円88銭 17円40銭
120kWh~ 20円60銭 21円68銭
300kWh~ 23円45銭 24円95銭

中国電力との比較

 従量電灯B Eでんき 中国電力
基本料金 399円60銭/kVA 399円60銭/kVA
従量料金 ~120kWh 17円74銭 17円76銭
120kWh~ 23円50銭 23円74円
300kWh~ 23円79銭 25円58銭

九州電力との比較

 従量電灯B Eでんき 九州電力
基本料金 30A 874円 874円80銭
40A 1,166円 1,166円40銭
50A 1,458円 1,458円
60A 1,749円 1,749円60銭
従量料金 ~120kWh 17円17銭 17円19銭
120kWh~ 22円46銭 22円69銭
300kWh~ 24円09銭 25円63銭

ENSのメリット

新電力「イーネットワークシステムズ」に切り替えるメリットを紹介します。

シンプルで安い電気料金

ENSの電気料金プランは、他のサービスと組み合わせすることなく、シンプルかつ安い電気代を実現してくれます。

特に”基本料金の安さ”は他の新電力を圧倒するような価格設定となっています。電気をあまり使っていない方で基本料金が高く推移している場合に威力を発揮するでしょう。

ENSのデメリット

新電力「イーネットワークシステムズ」に切り替えるデメリットを紹介します。

使った分だけ課金される従量料金が高い

メリットで紹介した基本料金は安いです。しかし、その分”従量料金”が高めに設定してあり、沢山電気を使う場合に損をしてしまう可能性が高くなります。

解約違約金が他より高い

1年未満に解約してしまうと5,400円の違約金が発生してしまいます。

新電力によって違約金の金額に違があるとはいえ、5,000円を超えるのはちょっと優しくない気がします。月に数万円もの電気代削減ができれば話は別ですが、そうでなければ他の方がお得かもしれません。

イーネットワークシステムズの口コミ・評判

最後に、イーネットワークシステムズがネットでどのような評価をされているのか?SNSに投稿されていた口コミを紹介します。

「Coincheck でんき」のサービス停止

「コインチェック × イーネットワークシステムズ」による「Coincheckでんき」。電気代を仮想通貨で支払える画期的な仕組みと話題になっていますが、NEMコインの不正流出によって現在はサービスを停止している模様。

あくまで個人的な感想ですが、電気代の節約にそこまで煩わしい仕組みが必要なのか?あまり勧めることはできないのが本音です。

今後もハッキング被害は増える一方でしょうし、仮想通貨の激しい価格変動で本末転倒になってしまう恐れもあります。確実に電気代を安くしたい方はしっかりと検討したいところです。

まとめ

イーネットワークシステムズが提供する新電力サービスを紹介しましたが、場合によっては大幅なコストカットが実現できるでしょう。

但し、デメリットでお伝えした通り”従量料金が高い”ことは絶対にお忘れないように。あまり電気を使わないならメリットはありますが、平均より高い場合は従量が安い新電力をおすすめします。